父子二人旅
2008-02-17


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だいたい子供って生き物は母親べったりになってしまうようだ。ウチの息子ももちろんそうなのだが、意外とあっさりしている面もあって、これまでも母親が出かけていて夜いなくても大丈夫だったし、母親が2泊3日で旅行に出かけても大丈夫だった。

では、今度は私(父親)と一緒に旅行に行こうということになった。発案は私。私の気持ちの半分は母親(妻)にゆっくりしてもらおうという配慮、残りの半分は息子とじっくりサシで付き合おうという親心である。

旅行会社のパンフを見たけれど、幼児連れの旅はなかなか難しい。ビジネスホテルなどは別として、そもそも大人1人で泊れる旅館などほとんどないのだ。それで、消去法的に行き先は、会社の箱根(仙石)の保養所ということになった。
住んでいるのが東名川崎ICのすぐそばなので、車を使えば1時間半で着いてしまう。しかし、息子は大の乗物好き。乗り物DVDにも出てくる箱根ロマンスカーの話をしたところ、「ロマンスカーに乗りたい」とうるさい、うるさい。それでロマンスカーで行くことになった。

乗り換えの連続の旅だ。
宮前平→(東急田園都市線)→長津田→(JR横浜線)→町田→(小田急ロマンスカー)→箱根湯本→(登山電車)→強羅→(ケーブルカー)→早雲山→(ロープウェイ)→姥子→(ロープウェイ)→桃源台→(バス)→温泉荘前
ということで、10時過ぎに家を出たが、7回の乗り換えを経て宿に着いたのは15時過ぎであった。
いろいろな乗り物に乗ったので、息子も大満足の様子で、終始ご機嫌であった。
こちらとしては乗り換え時に周囲を散策するとか、お茶でも飲んで一休みするとか、景色を楽しむとかしたいわけではあるが、息子は次に何に乗るかとやる気(乗る気)満々で、ほとんど乗り物に乗っているだけの旅である。

翌日は芦ノ湖で海賊船に乗り、そしてまたロマンスカー。本当に乗り物に乗るだけの旅であったが、息子は大満足。私も息子の生態をじっくり観察できてまあ満足である。
以前に比べれば本当に手がかからなくなった。入浴のときだって息子を湯船に残し、自分は体を洗うなんてことも問題なし。夕食だってそんなに慌しく食べなくてももう大丈夫だ。

駄々をこねたのは1回だけ。土産物屋で新幹線のおもちゃを見つけ、買ってくれの連呼である。私としては、もう登山電車のチョロQを買ってあげているので、応じる気はさらさらない。息子もしぶとい。形勢不利と見るや得意の泣きを織り交ぜねばる。しかし、結局はお菓子を買ってもらうという代替案で何とか納得である。

1日半密着していたわけだが、息子のことがいろいろわかったし、また息子がいつもより私を頼りにしてくれるのもうれしかった。妻も多少はのんびりできたのか、帰宅後の私への接し方も優しくなったような気がする。(すぐに効果は無くなるだろうが。)

今後も年に何回かは息子と2人だけで旅をしようと思う。
全国のお父さんにお勧めしたい。お母さんは留守番で、子供と一緒に旅に出よう。きっといろいろな発見がありますよ。

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